私達は幼い頃から周りの大人や友人から「頑張れ」と言われながら育ってきました。
そのため、自分に対しても「頑張る」「頑張ろう」という言葉を使う方は多いのではないでしょうか。
もちろん、人を思いやって励ましの気持ちを向け合うことや自分を奮い立たせるのは素晴らしいことです。
しかし一方で、これらの言葉には自分を追い込んでしまう側面があると思うのです。
実際に私は高校生の時に、あらゆることに「頑張る」ことに息苦しさを感じたので、この言葉を自分に使うことをなるべく避けるようにしました。
その結果、前よりも生きやすく感じることが多くなったので、その考え方をこの記事で紹介します。
頑張る日々に疲れた方、何かと悩みを抱えることが多い方の参考になればと思っています。
記事の構成は以下の通りです。
たくさんの「頑張る」を持つあなたへ3つの問い
無理して嫌なことに努力していませんか?
好きなことをするための過程で、嫌なことを通らなければいけない。
これなら仕方ないと思います。
しかし、わざわざ嫌なことや苦手なことを我慢して頑張る必要がありますか?
自分を大切にしていますか?
日本人は空気を読む国民性ですが、あなたは周りに頑張って合わせてしまっていませんか?
頑張ることが発展すると、無理をすることに繋がりかねません。
頑張った結果、事態は好転していますか?
頑張ったからといって成果が出るとは限りません。
頑張る方向性が違う、もしくは頑張るというやり方自体に問題があるかもしれませんよ。
もっと気楽に生きていいと思うんです
3つの問いに対して、どのように感じたでしょうか。
何気なく過ごしていると、とにかく頑張ることはいいことなんだと思いがちですが、必ずしもそうではないですよね。
頑張ることは我慢することや無理することに繋がってしまうと思うんです。
私はそれを避けるために、「頑張る」ではなくて「努力を満喫する」という言葉をよく使います。
我慢ばかりして生きるほど人生は長くありません。
過度に周りの期待に応えようとせず、自分らしく好きなことを大切にしてご機嫌に生きていきたいものですね。
習慣化で楽な努力をしよう
「そうはいっても、頑張らないと何も身につかないよ。」と思った方へ。
習慣化が強力な武器になります。
習慣化はまさに努力を楽にしてくれるもので、あらゆる行動を無意識に取り組めるようになるものです。
なぜなら、反復によって意志の力に頼らずに行動できるようになるからです。
意志の力に頼らずに行動できるということは、毎日行っている歯磨きと同じように、「頑張る」なんて言う必要がなくなることを意味します。
私は数ある習慣の一つにトレーニングがあります。
初めて懸垂を計測してから3年で60回以上記録を伸ばしましたが、頑張ろうなんて言ったことはほとんどありません。
「頑張る」なんて言わなくても、結果的に体が頑張ってくれる。
これが習慣化の真骨頂だと思います。
頑張らなくたっていい
頑張るのが当たり前で、辛い思いをされている方へ。
別に頑張らなくたっていいんです。
成果が出ない時があったっていいんです。
習慣化に失敗したっていいんです。
大切なのは、自分を責めずに大切にしてあげること。
自分の心が危ないと思ったら、迷わず逃げてもいいと思います。
大丈夫です。
あなたはあなたのままで、生きているだけで素晴らしいです。
まとめ:「頑張る」から卒業してみよう
この記事のまとめは以下の通りです。
・「頑張る」は自分を追い込んでしまう言葉でもある。
・習慣化は「頑張る」という言葉を不要にする。
・頑張らなくても、生きているだけで素晴らしいこと
人の心は発する言葉からできています。
「頑張る」という言葉が少しでも自分の心を追い込んでいると感じたら、一度やめてみましょう。
ちなみに私は習慣以外で頑張らなければいけないことがあるときは、「頑張ろう」の代わりに「よし、やろう」と言っています。
多少のニュアンスの違いですが、自分の心を労れる言葉を発していきたいものですね。
「頑張る」人生から「満喫する」人生にしましょう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今日が皆様にとって良い1日であることを願っています。