スマホが復旧し、都市化が進み、自然と関わる機会が減っている現代人。
私は現代人の、そして自分自身の自然の欠乏に危機感を感じて、自然と触れ合う習慣を実践・発信することにしました。
その一環として新企画「デジタルデトックス森林浴」(略して「デジデト森林浴」)をスタートします。
記念すべき第1回となる今回は、埼玉県比企郡嵐山町に位置する嵐山渓谷(らんざんけいこく)を紹介します。
都心から電車で1時間程度で行けるアクセスで、日帰りでも十分に楽しめる場所です。
デジタルデトックスや森林浴にうってつけの大自然で、第1回の記事にふさわしい素敵な場所でした。
デジタルデトックス森林浴とは
本題に入る前に、この新企画について紹介します。
「嵐山渓谷の情報だけ知りたいよ」という方は読み飛ばしてください。
私は以下の本を読んで、「自然がいかに心身の健康に重要で、現代人に不足しているか」を学びました。
そこで、デジタルの弊害の削減と自然の恩恵の享受を同時に行うためにデジタルデトックス+森林浴(=デジタルデトックス森林浴)を始めました。
念のために語句の定義を載せておきます。ご参考までに。
・デジタルデトックス
IT依存症を防ぐため、デジタル機器から一定期間離れる取り組み。
コトバンク(https://kotobank.jp/)
・森林浴
健康法として、森林の中に入り、すがすがしい空気にひたること。
コトバンク(https://kotobank.jp/)
私がもともと発信している「大人のための公園ログ」も自然に関わりますが、本企画ではより大きな自然(小旅行クラス)を取り扱っていこうと思います。
なお本記事中に使われている写真はスマホではなく、以下のフィルムカメラを用いています。
カメラ初心者の私でも、操作方法がとてもシンプルで使いやすかったです。
撮れる写真は27枚、現像はカメラのキタムラさんで1800円ほどかかりました。
嵐山渓谷の基本情報
特徴
「嵐山」といえば、京都の観光スポットとして有名ですよね。
実はこの埼玉県の嵐山渓谷は、京都の嵐山と風景がよく似ていたことから命名されました。
ただ、読み方は「”あらしやま”けいこく」ではなく「”らんざん”けいこく」です。
11月中旬〜12月上旬ごろには紅葉の見頃となり、多くの観光客が訪れるほか、「嵐山渓谷紅葉まつり」というイベントが開催されることもあるようです。
紅葉が真骨頂の嵐山渓谷ですが、夏場も避暑地としてハイキングに来たり、バーベキューをしに来る方が多いそうです。
私が訪れたのも9月中旬です。
涼しくて最高の気候の中、緑を満喫してきました。
↓「渓谷」というくらいなので、緑だけでなく清流も流れています。
アクセス
交通アクセスは以下の通りです。
休養地入口(バス停)と武蔵嵐山駅を往復するバスの本数が少ないので、事前に乗る時間を決めておくことをオススメします。
時刻表は以下のリンク(イーグルバス ホームページ)から確認できます。
http://new-wing.co.jp/rosen/tokigawa/index.html#rosenzu
・行き→武蔵嵐山駅[西口]
・帰り→休養地入口
マップ
紅葉をご覧になる方は、上記リンクのページに「紅葉見どころスポット」もあります。
私が行った当日は展望台への道が立ち入り禁止(雨の影響?)になってしまっていました。
なので上の画像で言うと、オレンジ色のルートで冠水橋まで行き、紫色のルートで引き返しました。
駐車場
① 嵐山渓谷駐車場
② 遠山口駐車場
バーベキューシーズンや紅葉が見頃な11月下旬〜12月中旬頃は特に混雑するようなので、事前に調べたり早めの時間で行くことをおすすめします。
嵐山渓谷の魅力3選
嵐山渓谷の魅力は「とにかく自然豊かで気持ちがいい!」に尽きるのですが、せっかくなので具体的に3つ紹介します。
1. 自然の音”だけ”が聞こえる
2. 清流の美しさ
3. 見渡す限り緑
自然の音”だけ”が聞こえる
バス停を降り、しばらく歩いて木々の中に入っていくと…。
自然の音しか聞こえなくなります。
木々の揺れる音、鳥の声、虫の声、水が流れる音、葉や土を踏む音…。
自然が生む音だけでできた空間。
都会で過ごしていると、いかに雑音が多いかを思い知らされました。
都内の大きな公園でも森林浴はできるのですが、どうしても車の音や工事の音、生活音が聞こえてしまうことが多いんですよね。
訪れた際には是非、都会では味わうことのできない自然の音だけの世界を意識して満喫してください。
清流の美しさ
バス停から20分ほど歩くと、清流に遭遇しました。
しばらく進んだ森の中からは抜けて、空が開けた水辺の空間です。
水は透き通っていて綺麗で、水の流れる音と鳥の声だけが聞こえる癒しの時間を過ごせました。
9月中旬でしたが、とても冷たくて気持ちの良い感触でした。
途中には飛び石があります。
増水時は渡れないようですが、私は無事渡ることができました。
本当に美しく心地が良すぎたので、この場所だけで1時間弱過ごしてきました。
清流を眺めながら食べる、パン屋さんのパンは絶品でした!
また、この場所には初めて見る黒いトンボ(「ハグロトンボ」という種類だと思われます)がたくさんいたのが印象的でした。
水辺を好んで生息するそうなので、虫たちにとってもオアシスなんだろうなと考えていました。
見渡す限り緑
道自体は割と整備されているのですが、進む道は緑で覆い尽くされています。
中には大量の草に足を取られながら進む場所もあり、全身で自然を感じていました。
上を見ても、下を見ても遠くを見ても自然に囲まれていて、野生に戻ったような気分になりました。
デジタル化が進んで自然不足が多い現代人は、是非この場所で自然の力をチャージしていただきたいです。
ex.)紅葉やバーベキュー、キャンプも魅力的
私は体験できなかった3つの魅力として、紅葉・バーベキュー・キャンプがあります。
紅葉は11月中旬〜12月上旬が見頃となっています。
バーベキューやキャンプが好きな方も、ぜひこの場所を選んでみてはいかがでしょうか。
注意点
訪れる前に、注意したいポイント3つは以下の通りです。
・駅と行き来するバスの本数が少ない
・虫がたくさんいる
・歩きづらい道もある
駅と行き来するバスの本数が少ない
こちらでも紹介している通り、武蔵嵐山駅と嵐山渓谷をつなぐバスの本数は非常に少ないです。
その本数は1時間に1本も無いくらいなので、事前にどの時間のバスに乗るのかを決めておくことをオススメします。
ちなみに徒歩の場合は50分くらいかかります。
虫がたくさんいる
当たり前ですが、自然が豊かなので虫をはじめとした生物もたくさんいます。
虫が大の苦手な私としては、ちょっと限界のレベルだったかもしれません(笑)
厄介だったのが蜘蛛で、木々の下を通る道の至る所に大きな巣がありました。
かがまなければ引っかかるみたいな場面もいくつかあったので、注意して歩きましょう。
また、「マムシ注意」の看板もあったので服装や足元には注意しましょう。
歩きづらい道もある
基本的に道は整備されているのですが、中にはかなり歩きづらい道もありました。
蜘蛛の巣がたくさんあるところもそうですが、草が膝くらいの長さまで生えているところや岩場の段差を下るところがありました。
そんな道も通るので、汚れてもいい服や歩きやすい靴を準備していくことをオススメします。
おわりに
嵐山渓谷の情報をまとめると、以下の通りです。
・都内から電車で1時間の好アクセスな大自然
・駅からの入口までのバスは1時間に1本以下
・自然を五感で感じることができる
・清流が美しい
・紅葉、バーベキュー、キャンプも楽しめる
最近自然に触れたのはいつですか?
室内にこもっていませんでしょうか?
私が影響を受けたこちらの本でも、週に1度は大きな公園へ。月に1度は本記事で紹介したような大自然に触れることが推奨されていました。
この企画も大体1ヶ月に1回くらいのペースで投稿しようかなと思っています。
記事を読んで気になった方がいらっしゃいましたら、是非スマホの電源を切って、嵐山渓谷の自然を満喫しましょう!