人生論

人見知りを克服する方法 約20年間の人見知りを卒業した経験をもとに紹介します

「人見知りでうまく人と話せない自分を変えたい」
「人見知りのせいで新学期が不安で仕方ない」
「新しい人と話す機会が不安で仕方ない」

その気持ち、非常によくわかります。
なぜなら私自身が20年以上、極度の人見知りとして生きてきたからです。

ネットで調べた限り、日本人は大体5〜6割程度が自分のことを人見知りだと考えているようです。

示せるような良いデータは見つからなかったのですが、これは体感値とも近い気がします。
※初対面でやたらと「私は人見知りです宣言」する人が多いと感じるので。

私も20年間以上、そのように人見知りとして生きてきました。
新しい環境や新しい人との会話が本当に苦手でした。

しかし最近になって人見知りを卒業したので、その方法考え方を紹介します。
過去の私のように、人見知りで悩んでいる方に参考にしていただければ幸いです。

人見知りとは?

人見知りの定義

辞書的な意味は以下の通りです。

子供などが、知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすること。

goo辞書(https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%BA%BA%E8%A6%8B%E7%9F%A5%E3%82%8A/

今回調べるまで知らなかったのですが、元々は赤ちゃんや子供に使われる言葉でした。
辞書的には、大人に対しては「内気」や「照れ屋」といった言葉を使うのが正しいようです。

ただ、一般的な会話で大人にも使うことが普及しているため、
本記事では、大人も子供も含めた以下の意味で取り扱います。

人見知り = 知らない人とのコミュニケーションが苦手であること

私の人見知りエピソード

私が約20年間、極度の人見知りとして生きてきた中で印象的なエピソードをいくつか紹介します。

<〜小学生>
・幼稚園に入園してから慣れるまで半年間。その期間は毎朝泣いて先生を困らせる。
・どこに行くにしても母親の抱っこがないと行けない。

<小学生>
・入学初日に母親から離れようとせず、次の日から行かないとぐずり続ける
・習い事のサッカーやプールで誰とも話さずだんまり状態

<中学生〜高校生>
・近所で仲の良い数人以外とはほとんど会話無し
・友人が別の友人を連れてくると、ほとんど話せなくなる

<大学生>
・学部内で友達を作る雰囲気に馴染めず、最初の半年間交友関係を一切築かず過ごす
・150人以上いる学部生内で、雑談ができる程度の仲は5人程度

親にも協力してもらってエピソードを洗い出しましたが、
こう見ると本当にひどい有様だなと思います(笑)

書ききれていないものも含めて様々なエピソードの中で、
私は自分自身を極度の人見知りと認識して生きてきました。

人見知り克服のための3つのポイント

では本題として、私が人見知りを克服するに至った3つのポイントを紹介します。
そのポイントとは、以下の3つです。

1. マインドブロックを解除し、自分を再定義する
2. 他人に興味を持って、聞き手に回る
3. 場数を踏む

私は意識して「人見知りを克服しよう!」と思った訳ではなく、
「気づいたらもう克服してた」という状態でした。

「克服に至った後に思い返すと、この3つが大切だったよな」と厳選したものです。
ぜひ参考にしてみてください。

1. マインドブロックを解除し、自分を再定義する

これがまず一番重要です。

マインドブロックとは、「自分自身はこうである」と自身に制限をかけた状態のことです。

人見知りにおけるマインドブロックを解除するには、
「自分自身は人見知りである」と思い込むことをやめましょう。

それが難しければ、一歩手前の段階として人に宣言することをやめましょう。
つまり「私人見知りなんだよね。」などは、思っていても人に言わない。

心理学でラベリング効果というものがあります。
「先入観や思い込みがあると、それに沿った行動や思考をとってしまう」という心理効果です。

つまり「私は人見知りだ」というマインドブロックは、人見知りを加速させるだけだということです。

人の性格なんていくつかの経験で作られた思い込みに過ぎません。
あなたは自分自身に対して、勝手に人見知りであるというラベルを貼っただけなのです。

逆に、私は人見知りじゃない」というラベルを貼れば、克服を加速させるでしょう。

当然、私は誰かに人見知りの卒業証書をもらった訳ではありません。
私自身が「私は人見知りを克服した人間です」と決めたんです。

20年以上人見知りだった私は、これから逆に社交性を加速させることになるかと思います。

マインドブロックの強力さを学ぶには、以下の本がオススメです。

ページ数の割に少々ボリューミーですが、実験データが多くて学びになります。
上記を実践するのにいいきっかけとなる知識だと思います。

発する言葉が持つ力は大きいです。
まずは「私は人見知り宣言」をやめるところから、少しずつ自分を再定義していきましょう。

2. 他人に興味を持って、聞き手に回る

人見知りだと、初めて会う人との会話が怖いかと思います。

そんな時の会話術として、積極的に質問して聞き役に回ることをオススメします。
インタビュアーになったつもりで、どんどん質問するんです。

「そんなこと言っても、質問がそんなに思いつかないんだよ」
という方は、もっと他人に興味を持ってみてはいかがでしょうか。

他人というのは、必ず自分にないものを持っています。
自分がしていない経験をしています。

それを知ろうとすることが他人への興味であり、
さらに言えば人間が本来持っている知的好奇心です。

皆様も経験があるかと思いますが、質問をされた側は嬉しいです。
自分のことをたくさん話した相手を好きになりやすいです。

聞き手に回ることは、人見知りを克服しながら相手を喜ばせることもできる
win-winな行為ですので、是非少しずつでも実践してみてください。

3. 場数を踏む

マインドブロックが一番大事と述べましたが、それだけではいけません。
やはり成長は行動あってこそです。

マインドセットと聞き手に回る技術を磨きながら、場数を踏みましょう。

人見知りに限らずですが、苦手は単なる経験不足であることが多いです。
生まれつきの能力は、場数でいくらでもカバーできます。

最初は不慣れだっていいので、失敗しながら経験していきましょう。

克服に向けた具体的な行動例

人見知り克服に向けて、上記3つのポイントを踏まえた行動例を紹介します。
私の経験外のものも含めて列挙し、後に太字部分を少し解説します。

・習い事を始める
・接客業のアルバイトを始める
マッチングアプリを始める
・店員さんに挨拶をする習慣をつくる
・まずは身近な友達の聞き手に回ってみる
・人見知り卒業記録日記をつける
・自分の趣味のインカレや社会人サークルに参加する
・いつもは話さない学校や職場の人と話してみる
・一人旅をする
・友達の友達を紹介してもらう

習い事を始める

習い事は自己投資をしながら、初対面の機会を増やせるのでオススメです。

私は料理教室のABCクッキングスタジオに通っていました。
自炊のスキルをあげながら、一緒に受ける生徒と話す機会ができました。

調理中はほとんど話しませんが、作った後にテーブルで食べる時間があります。
その時間なら比較的話しかけるハードルは低いので、やりやすかったです。

体験談は以下の記事で紹介しています。
気になる方いらっしゃいましたら、参考にしてみてください。

https://enjoyhabit.com/%e3%80%902022%e5%b9%b46%e6%9c%88%e3%80%91abc%e3%82%af%e3%83%83%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%82%b8%e3%82%aa%e3%81%ae%e6%96%99%e7%90%86%e5%9f%ba%e7%a4%8e%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%b9/

接客業のアルバイトを始める

接客のアルバイトは日常会話ではありませんが、
初対面と話すことに対する耐性をつけるにはもってこいでした。

私は学生時代、4つの接客アルバイトを経験しました。
最初は簡単なレジ対応ですらうまく話せませんでしたが、ここで場数を踏めました。

日常会話はほとんど要されず、業務の会話ができれば良いので、
雑談が苦手という方は良い経験が積めるかもしれません。

マッチングアプリを始める

単に人見知りの克服だけでなく、異性への耐性もできる点でオススメです。

即答せず、考えてから会話できるチャットはリアルな会話が苦手でもやりやすいです。
慣れてきたらチャットよりも、通話機能が良い経験になります。

私は初対面で顔も見えない状態で話を回せる自信はなかったので、
毎回会話したい内容を事前に紙に書いた状態で通話していました(笑)

でもそれができるのも通話のいいところですからね。

本当に色々な職業、趣味の方が利用しています。
なので場数を踏むことに加えて、他人に興味を持つ練習にもなるかと思います。

おわりに

今回は20年以上人見知りとして生きてきた私が経験したポイントをもとに、
人見知りを克服する方法について考えて解説しました。

人見知りにとっての新しい環境の不安さ、痛いほどよくわかります。

でも大丈夫です。
人見知りは才能ではなく、経験でカバーできる問題だからです。

そして早く解決しようと力まないことです。

今回紹介したようなポイントを実践すれば習慣が変わっていきます。
習慣が変われば、徐々に人格も変わっていきます。

この記事が少しでもそのきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
ごう
習慣化歴4年以上。 自身が大切にしている健康習慣を発信しています。 一番苦手なことは「我慢」。 「頑張るよりも楽しむ」をモットーに生きています。

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