読書は大切だけど、継続が難しいもの。
挫折をした経験がある方は多いのではないでしょうか。
ちなみに少し前までの私は継続の挫折すらしたことがありませんでした。
なぜなら読書が大嫌いで、手に取ろうともしなかったからです。
でも皆様おめでとうございます。
この記事を読んでいる時点で、あなたには読書を継続する素質があります。
なぜなら、あなたには読書をなんとかして継続したいという気持ちがあるからです。
大多数の人はかつての私のように、本を読もうとすらしません。
それも踏まえて、本記事は以下のような方に向けて書いています。
・読書の継続に挑戦するも、挫折している
・まったく読書をしてこなかったが、これから読書習慣を身につけたい
・読書のモチベーションを上げ、もっとたくさん読むようにしたい
元読書大嫌いな私の体験談と、習慣化の観点から記事を書いています。
皆様の読書習慣を後押しするきっかけになれば幸いです。
私の読書プロフィール
はじめに、筋金入りの読書嫌いだった私について紹介させていただきます。
・大の読書嫌い歴約20年
・読書嫌いを乗り越えて、毎日読書習慣実践中
・月に10冊前後
・150冊以上の本を読破
・読みやすい自己啓発書(ストーリー仕立てとか)大好き
・インスタのストーリーや読書会でアウトプット実践中
読書嫌いエピソード
・一番嫌いな課題は読書感想文
・読書感想文以外は漫画くらいしか読まない、読もうともしない
・友人から誕プレでもらった本を、1ページも読まずに3年以上放置
本なんて一生避けて生きてやるって本気で思ってました。
そんな私が今読書習慣を持っていて、こうして記事まで書いている。
人生というのは不思議なものですね。
なぜ読書を始めたか
そんな私が読書を始めた理由。
それは一言で言えば、「自分の価値観だけを頼りに生きるのが怖くなったから」です。
読書はつまらないしめんどくさいからしたくない…。
それ以上に「このままだと将来まずいんじゃないか」。そんな漠然とした危機感が私を読書へと突き動かしました。
何度か挫折も経験しましたが、継続しているうちに好きにもなっていきました。
あの時の危機感は、今や将来の自分を救ってくれていると強く感じます。
実際に継続に成功したコツはこちらの章で紹介しています。
読書のメリット5選
私が読書をしない人間からする人間に変わって実感した、読書のメリットを紹介します。
先に5つ列挙すると以下の通りです。
・大体の悩みが解決する
・超一流の人から学ぶことができる
・新しいことを知る楽しさ
・心が豊かになる
・集中力が高まる
大体の悩みが解決する
よく言われる話ですが、私たちの悩みは必ずと言っていいほど先人が解決しています。
つまり、悩みの答えやヒントは本に書いてあるのです。
人生は学校のテストと違って、カンニングしてなんぼです。
くよくよ悩んでいる暇があったら、ちょうどいい本を探して読むことを習慣づけています。
超一流の人から学ぶことができる
読書は一種の「著者との対話」です。
普通はまず会うこともできないであろう、超一流の考えを享受することもできます。
それも、何年もの経験を踏まえた考え方やノウハウが詰まっているわけです。
それが約2000円・数時間で手に入るのですから、超コスパの良い自己投資だと思います。
新しいことを知る楽しさ
「学ぶのが好きじゃない」という方も、実は読書を好きになれるかもしれません。
知的好奇心というものは本来人間に備わっているからです。
好きなことを好きな本から学ぶことができる楽しさは、学校の勉強とは一線を画します。
実践して人生を豊かにする以上に、新しいことを学ぶこと自体に楽しさがあります。
心が豊かになる
いろいろな人の考え方に触れると、心が豊かになります。
漠然とした表現にはなってしまいますが、読書をしてから大きく変わっていきました。
読書は「著者との対話」ですから、
学んで自分の考えを広げていくことに加え、共感性を高めると実感しています。
集中力が高まる
読書は集中力の面で、「究極のシングルタスク」だと思っています。
この集中力は読書だけでなく、仕事や学業にも活かすことができます。
スマホをはじめとしたデジタルデバイスが普及し、集中力が貴重なものになる現代人。
周りがスマホに夢中になる中で、読書をするだけで差がつくのは当然と言えるでしょう。
読書に挫折してしまう理由
私が思いつくだけでも、これだけのメリットがある読書。
それでも約半数が読書習慣が全くないのが現状です。(株式会社アイスタットの調査)
なぜ読書が継続できないのか。
過去の自分の経験も踏まえて一言で言うと、「面倒臭いから」だと思います。
私が好きな本に以下のようなフレーズがあります。
実は、みんな心の底では分かってんねん。
夢を叶えるゾウ1
(中略)でもやれへんのや。なんでや?それは、「面倒」やからや。
世の中のほとんどのやつらが凡人やってんのも、そいつらが「面倒臭がり」やからや。
人間は目先の利益を優先したい性質があります。
1冊読むのに数時間。
その時間があったら面倒くさい読書よりも、遊びたくなってしまうのが性です。
だからこそ読書を継続したかったら、続けるための動機や工夫をする必要があります。
次の章では、そのコツをご紹介します。
読書を継続するコツ10選
私は習慣化を4年以上実践しており、「3日坊主にならずに継続する」ことは人より長けている自信があります。
もちろん読書にも習慣化のコツが活きますので、こちらで紹介させていただきます。
これから読書習慣を身につけたい方は、
1.読書を始める
2.読書を継続する
の2段階を踏むことをオススメ致します。
習慣は最初が挫折しやすいため、最初の1ヶ月くらいは1を実践してみてください。
そこから徐々に2のコツも実践していただくといいと思います。
ステップ1.読書を始める
・1日1ページ程度から始める
・図書館や書店で本をみてみる
・全部完璧に読もうとしない
・「読みやすい本」を基準に探す
・本の紹介動画をみてみる
ステップ2.読書を継続する
・記録する
・スキマ時間を活用する
・アウトプットする
・1日1分でもいいので継続的に
・「楽しい」を大切にする
ステップ1.読書を始める
まずは読書習慣をつくりはじめましょう。
焦ってはいけません。ここでは量や質は気にせず「習慣をつくること」に集中しましょう。
1日1ページ程度から始める
何か新しい習慣を始める時、いきなり張り切ってたくさんやろうとしてはいけません。
脳は急激な変化を嫌いますから、そのようなやり方では3日坊主になってしまいます。
1日1ページでいいので、活字を読んでみましょう。
小さな習慣から日常に忍び込ませていくことが大切です。
図書館や書店で本をみてみる
今まで読書に興味がなかった方も、本がたくさんある場所に行けば興味をそそる本があるはずです。
興味をそそる本を手に取って、少し中身をのぞいてみましょう。
1年間に新しい本は7万冊以上も出ています。
その中で自分が好きになれる本は必ずありますから、これまで読書を避けていた方も素敵な本当の出会いを経験できると思いますよ。
全部完璧に読もうとしない
読書初心者にありがちなのが、一字一句読もうとしてしまうこと。
特に初めのうちは疲れてしまうので、完璧に理解しようとせずゆるく流し読みしていきましょう。
「読みやすい本」を基準に探す
イラストや図解が多いもの、薄い本を選んでみましょう。
1冊を読み切るという成功体験を手軽に味わうと、次へとつながりやすいです。
私のオススメは、30分で読める「変化と成長」に関する小話「チーズはどこへ消えた?」です。
「こんな読みやすくて、手軽に学べる本があったのか!」と衝撃を受けたのを覚えています。読書初心者さんにも超オススメです。
本の紹介動画をみてみる
いきなり読むという行為に抵抗がある方は、要約動画がおすすめです。
私も実は最初は要約動画を聴くところから始めました。
聴くだけなら手も空きますから、寝ながらや家事をしながらでも学べるのがいいですね。
スキマ時間をうまく活用しちゃいましょう。
YouTubeで色々な方がアップしてますが、私のオススメは「フェルミ漫画大学」さんです。
ケンジくんとりんちゃんのやり取りを通して、楽しくわかりやすく学ぶことができます。
ステップ2.読書を継続する
習慣が身につくまでの時間はおおよそ1ヶ月と言われています。
この前後の期間で工夫を加えて、完全なる読書習慣の定着を目指しましょう。
記録する
読んだ本の冊数を記録しましょう。
1ヶ月に読んだ冊数が数字として表れると、成果が見えて続けたくなりやすいです。
初めてサイクロン掃除機を世に送り出したダイソンは、「人は成果を見たい生き物だ」という考えのもとでゴミが見えるクリアカップを採用したそうです。
1冊、また1冊と読んで合計冊数が増えていくのは、モチベーション維持に大きな効果を及ぼします。
スキマ時間を活用する
「読書をする時間がない」。
それを解決するのがスキマ時間の活用です。
移動の時間、待ち合わせを待つ時間、飲食店で料理が来るまでの時間…。
塵も積もれば山となる。
ちょっとした時間を過ごすお供をスマホから本に持ち変えることは、後の人生に大きな影響を及ぼしますよ。
アウトプットする
習慣化のテクニックの1つに「他人の目を活用する」というものがあります。
自分1人で継続するのが苦手な方は特に、友人やSNSを使ってシェアしましょう。
私も今でも読み終わった本は必ずインスタのストーリーでアウトプットをしています。
アウトプットすることは、インプットも強化するので一石二鳥です。
1日1分でもいいので継続的に
習慣が定着してきたらからといって、1日1時間みたいなノルマを設けることはオススメしません。
普段は継続できても、少しのきっかけで途切れてしまう原因になりかねないからです。
「今週は忙しいから仕方ない」を契機にそのまま習慣が途切れてしまうようなことが起きるのです。
どれだけ継続に自信があっても、1日1分でもOK。
その代わり、何があっても必ず毎日継続する。
これが習慣化歴4年以上の私がたどり着いた結論です。
「楽しい」を大切にする
最後はこれに尽きます。
皆様も経験があると思いますが、楽しいことは簡単に長続きします。
すぐには気づけないかもしれませんが、継続して読書の楽しさを見出してみてください。
好きなジャンル、好きな著者、もしくは1冊の本があなたの価値観を変えてくれるかもしれません。
私は読書は成長のために実践していますが、それ以前に趣味でもあります。
学んで成長することの楽しさを、ぜひ多くの人に共感していただきたいです。
おわりに
読書には人生を変える力があります。
騙されたと思って、まずは小さな習慣から始めてみていただきたいです。
読書習慣が全くないどころか、読書アレルギーだった過去の私にも教えてあげたいです。
そして読書習慣を始めた数年前の自分に大きな感謝を伝えたいです。
そして今日があなたにとって読書習慣開始の記念日になれば幸いです。
「鉄は熱いうちに打て」です。人生を変える一歩をぜひ踏み出してみてください。
最後に、私が読書習慣の最初の一歩に選んだ一冊を紹介します。
「せっかく読むなら定着させたい」
読書が苦手だった私にとって、今でも基礎の基礎になっている知識です。
忘れないだけでなく、読書のメリットやテクニックも述べられているため、初心者にはちょうど良い内容だと思います。
気になった方はぜひ手に取ってみてください。