デジタル化や都市化が進み、自然と関わる機会が減っている私達。
私は現代人の、そして自分自身の自然の欠乏に危機感を感じて、
2022年10月から自然と触れ合う習慣を実践・発信することにしました。
その一環として始めたのが、
本企画「デジタルデトックス森林浴」(略して「デジデト森林浴」)です。
第6回となる今回は、神奈川県横浜市に位置する舞岡公園を紹介します。
横浜市内では貴重な里山風景が残されており、ノスタルジーを感じました。
私が感じた舞岡公園の魅力を先にざっと挙げると、以下の通りです。
・好アクセスな里山風景
・中に入って見学もできる素敵な古民家が保存されている
・道が整備されていて歩きやすい
・休憩所が各所に設置されている
・生き物たちを身近に感じることができる
里山:人里近くにある、生活に結びついた山や森林。
コトバンク(https://kotobank.jp/word/%E9%87%8C%E5%B1%B1-511449)
なお、記載されている情報は撮影日時点の情報となります。
最新情報と相違がある記載がある可能性がございますので、ご了承ください。
撮影日:2023年4月22日
はじめにこのデジタルデトックスの概要と舞岡公園の概要を紹介します。
本編(巡った場所の紹介)をご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
デジタルデトックス森林浴とは
概要
デジタルデトックス森林浴とは、その名の通りデジタルデトックスと森林浴を同時に行うことを意味する造語です。
念のためにそれぞれの語句の定義を載せておきます。ご参考までに。
・デジタルデトックス
IT依存症を防ぐため、デジタル機器から一定期間離れる取り組み。
コトバンク(https://kotobank.jp/)
・森林浴
健康法として、森林の中に入り、すがすがしい空気にひたること。
コトバンク(https://kotobank.jp/)
IT企業に勤め始めてブログも始めた私は、
デジタル過多と自然の欠乏を同時に感じるようになりました。
そんな中、以下の2つの本がこの企画を始めるきっかけになりました。
1. スマホ脳
デジタル化の代償について述べた本。
スマホによって奪われた集中力を取り戻さないといけないなと感じました。
2. NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる
自然が人体にもたらす好影響の科学的データがぎっしり詰まった本。
「自然がいかに心身の健康に重要で、現代人に不足しているか」を学びました。
「デジタル依存と自然の欠乏の脱却を実行しながら、
同じような危機感を感じている方に向けて発信したい。」
そんな思いから、
デジタルの弊害の削減と自然の恩恵の享受を同時に行う
デジタルデトックス森林浴をスタートさせました。
使用したカメラ
スマホを一切使わないために、本記事に載せている写真はカメラで撮影しています。
使用したのはCanonのiNSPiC RECというデジカメです。
なんとディスプレイがなく、「撮れた写真は帰ってからのお楽しみ」なんです。
これぞデジタルデトックスのお供に最適で、私の中で2022年1番良い買い物でした。
スマホだとどうしても写真を確認するのに意識を取られてしまったり、
ついで使いで他の通知やアプリを触ってしまったり…。
今この瞬間に集中できるこのカメラは本当にオススメです!
メーカー生産が終わってしまっているので、もし気になった方は早めにチェックしてみてください!
舞岡公園の基本情報
どんな場所?
広さ285,000㎡(東京ドーム約6個分)の緑地です。
横浜市では残り少なくなった田園風景を残しており、豊かな自然と生態系を観察できます。
「NPO法人 舞岡・やとひと未来」が管理者として景観維持・運営を行っています。
ボランティア活動も盛んに行われており、年間1万人以上が活動しているそうです。
私が訪れた際も、計50人くらいのボランティア活動と思われる方々をお見かけしました。
(畑を耕したりしていました)
園内マップ
入場料
入場料は無料です。
入場可能時間
夏期間(4月〜10月):8:30〜19:00
冬期間(11月〜3月):8:30〜17:00
※園内にある3つの門が開いている時間
公共交通機関でのアクセス
JR戸塚駅からバスで約10分です。
乗り場は戸塚駅東口出てすぐのバスターミナル8番乗り場。
「京急ニュータウン行き」バスの終点で下車します。
バス停から舞岡公園入口までは徒歩2分です。
駐車場
公園内の有料駐車場をご利用いただけます。
料金:2時間300円(以後20分ごと50円)
時間:6時〜21時
台数:普通車118台
森林浴スコアと散策にかかった時間
舞岡公園の森林浴スコア
私の独断で5つの指標で森林浴スコアをつけてみました。
ご参考までに。
散策にかかった時間
2時間強でした。
端から端まで一通りぐるっと網羅して、休憩も何回か挟んでこのくらいでした。
それでは以下より、巡った場所を感想を交えながら紹介していきます!
巡った場所の紹介
人と自然の共生を感じる里山風景
舞岡公園の特徴はなんといっても「里山風景」が保存されていること。
都市化が進んだ現代、街に住む人口が爆発的に増え、忘れかけられているかつての暮らし。
それは自然と生活が循環し、人との結びつき・支え合いで成り立っていた暮らし。
ここ舞岡公園ではこうした里山風景や文化を残すため、NPO法人やボランティアが活動しています。
私が訪れた際も畑での作業をする方々の姿があり、まさに里山の暮らしの中にお邪魔している感覚を味わうことができました。
そしてなんといっても特徴的だったのが、古民家が残されていること。
公園内に2つの古民家があり、中に入って見学することもできます。
↓小谷戸の里の古民家の内装など
この雰囲気といい、匂いといい、不思議と落ち着く感覚があるんですよね〜。
里山暮らしをしたことがある方もない方も、本能的にノスタルジーを感じられるような空間なのではないかなと思います。
歩きやすく、豊かな自然風景
暮らしを感じる古民家エリアから少し離れると、そこには豊かな大自然。
存分に森林浴や自然散策を楽しむことができます。
見ての通り道が整備されており、自然散策に不慣れな方でも安心して歩くことができます。
極端に狭い道もなく、虫嫌いの私としても非常に快適に歩くことができました。
アップダウンがある道もあるにはあったのですが、
そちらを避けても1周できるルートがあったので、足腰に自信がなくても散策しやすいです。
休憩所が各所に設置されている
「東京ドーム6個分の広大な場所を歩いていたら疲れちゃう…」という方にも安心。
古民家の他にも〇〇休憩所というスポットが7つ設置されています。
テーブルがある休憩所もあるので、一休みや自然の中でのランチにも良さそうですね。
広い敷地ですが、これらの休憩スポットが各所にあるので疲れたら休憩しながら歩けるのがいいですね。
私はくぬぎ休憩所でナッツと本を片手に一息ついてきました〜。
(かなり急な坂を登った先にあるので、ちょっと行くの大変です。)
注意点
最後に舞岡公園散策で私が感じた注意点です。
散策をご検討されている方は、参考にしていただければと思います。
歩きやすい靴で行こう
ルートによっては結構アップダウンがあります。
軽い山登りに行くくらいの感覚で、歩きやすい靴でいきましょう。
危険な生き物に注意しよう
豊かな自然があるということは、危険な生き物も存在するということ。
私は遭遇しませんでしたが、可能性は十分にあります。
周囲や足元には常に注意を払って歩きましょう。
道案内はあまり充実していない
景観維持の目的もあるのか、広い敷地の割に看板は少なかったです。
事前にマップを印刷するか、現地調達することをオススメします。
私が見たかぎり、以下の場所でマップを入手できました。
・入口入ってすぐの管理結所
・小谷戸そばの「情報館」
門内にペットは入れない
古民家のあるエリアは3つの門の中にあり、その中にペットは入れません。
外周は散歩することはできますが、エリアが限られてしまうことに注意しましょう。
3つの”ない”
景観維持や生きものへの配慮から、以下3つがありません。事前に留意しましょう。
・ゴミ箱
・外灯
・飲食物販売(自動販売機含む)
おわりに
今回舞岡公園の情報をまとめると、以下の通りです。
・好アクセスな里山風景
・中に入って見学もできる素敵な古民家が保存されている
・道が整備されていて歩きやすい
・休憩所が各所に設置されている
・生き物たちを身近に感じることができる
自然が豊かなだけでなく、そこには里山の”暮らし”がありました。
生き物と自然と人間の共生。
そんな循環の中に私たちは生きていることを忘れてはならないなと感じます。
2ヶ月連続で里山風景の自然と触れ合い、人と自然の繋がりはこれからの時代こそ残していきたいなと考えるようになりました。
皆様は最近自然に触れたのはいつですか?
室内にこもっていませんでしょうか?
先行研究から、心身の健康のために月に1度は大自然に触れることが望ましいとされています。
この記事をみて、「ここに行ってみたい!」や「自分もデジデト森林浴したい!」と思っていただけましたら幸いです。
ぜひたまにはスマホの電源を切って、自然を満喫しましょう!